トレード環境によって、取引のパフォーマンスは大きく変わるといわれています。ここでは専業トレーダーの、トレードルームの一例を紹介していきます。
より良いトレード環境を作ることは、トレードで勝つための大事な要素だと思います。
同じ考え、同じタイミングでトレードをした場合、トレード環境が良い方が勝ちやすいでしょう。
トレードする際に利用したい四つの機器について解説します。
「パソコン本体」や「パソコン環境」を選択するための、お勧めポイントは3点あります。
メーカーPCではなく【BTO】(オーダーバソコン)を使用
メインPCではBTOのパソコンを使用したほうが良いでしょう。
高性能なPCを割安で購入できるからです。
また、部品の交換が安く、簡単にできるのもメリットとして挙げられます。
パソコンは消耗品なので、長く安く使うためにはBTOが最適です。
BTO(オーダーバソコン)は、自分で自作しても良いですが、面倒な人は、パソコン店などで組み上げてもらうこともできるので、希望のスベックと価格を相談してみましょう。
PCに詳しくない方は、市販のPCでも問題はありません。
2台目のPCは一般的なメーカーPCでもいいですので、無線(Wi-Fi)でつながるように設定するのも案です。
メインPCのスペックの一例は以下の通りです。
一つのモニターでチャートやWEBページを開くと毎回切り替えが必要ですが、マルチモニターならページの切り替えが少なく、多くの情報を同時に取り入れることができるので便利です。
トレードをする上で、過去の振り返り、検証は大事です。
そのため、値動きか荒いときはチャートの動きを録画して動画保存用HDDに保存し、あとから細かい値動きを見直せるようにしておきましょう。
また、エントリーや決済時の遅延をできるだけなくすために、無線ではなく、有線LANケーブルを使うのも一考です
他のトレーダーとの情報交換などで、ZoomやSkypeといったオンライン会議を行ってる方は持ち運んでどこでも会議に参加できるモバイル用のノートバソコンを選択するのがオススメです。
iPadは携帯のキャリアのSIMカードを入れたり、auなどの大手携帯のキャリアのスマホとセット契約で月額が割引になるコースなどに加入をして4G回線がつながるようにしましょう。
メインのPC以外にノートPCやiPadを用意する理由は、リスク回避のためです。
取引中にPCがフリーズしたり、調子が悪くなったりした場合に別のPCから取引できるようにするのです。
また、可能性は低いのですが、停電などでインターネットにつながらなくなったときのためにスマホのテザリングで回線をつなげて、iPadやスマホからも注文できるようにしましょう。
ポジションを決済できなくなったときのことを考え、いくつかの方法をリスク回避として用意するのです。
トレード機器以外ではニュースを見るためテレビを活用します。
「モーニングサテライト」や「WBS(ワールドビジネスサテライト)」などは毎日録画するようにしてましょう。
また、その他に気になるニュースも録画します。
MT4(メタトレーダー4)は通貨ペア監視用に複数通貨ペアを表示させましょう。
メタトレーダー4は動作が軽く、複数表示させても負担が少ないので便利です。
そして、メインの分析はTradingViewを使うのも一考です。
為替、株価指数、個別株、債券、商品など数多くのチャートを表示できるだけでなく、同時に同じチャート上に重ねられるのが重要な点で、市場間の相関性を見ることができるので重宝します。
荒い値動きのときにチャートを記録した際の画面(チャート)を動画での保存用です。
無料のソフトで十分です。
ツイッターの自動更新ソフトのTwitDuckを使用することで、ツイッターの情報収集が便利になります。
【文章引用先】FX攻略.com2020年9月号 (2020年07月21日発売)P56-57「私のトレードルーム」を参考に書直ししました。)